エアバッグシステム/コンポーネント
インフレーター
インフレーターは容量が8~160リットルとさまざまな大きさのエアバッグを人の瞬きよりも速くガスを発生させて膨らませなければなりません。当社は全ての種類のエアバッグ向けに火薬式、蓄圧式と、二つを融合させたハイブリッド式のインフレーターを開発・製造しています。
エアバッグシステム/コンポーネント — インフレーター 01
火薬式インフレーター
火薬式インフレーターはプロペラントの燃焼によってガスを生成します。車の衝突を検知するとイニシエーターへの電気信号によってガス生成プロセスが始まりプロペラントが点火します。火薬式インフレーターは小型・軽量を特長とし世界で幅広く使用されています。
エアバッグシステム/コンポーネント — インフレーター 02
蓄圧式インフレーター
蓄圧式インフレーターは容器内に高圧で貯蔵されたガスを一気に放出するものです。放出ガス温度が低温になることが特徴で、主にヘッドサイドエアバッグ等に使用されています。
エアバッグシステム/コンポーネント — インフレーター 03
ハイブリッド式インフレーター
ハイブリッド式インフレーターは火薬式と蓄圧式の両方の技術を組み合わせたもので、プロペラントの燃焼と圧力容器に貯蔵された双方のガスが膨張しながら放出します。ハイブリッド式インフレーターは主に助手席エアバッグとヘッドサイドエアバッグに使用されています。
エアバッグシステム/コンポーネント — インフレーター 04
イニシエーター
イニシエーターは事故が発生した時にACU(エアバッグコントロールユニット)から電気信号を受けると、その電気エネルギーを熱エネルギーに変換しイニシエーター内の火薬を点火させて、インフレーターのガス生成プロセスを起動します。
エアバッグシステム/コンポーネント — インフレーター 05
プロペラント
プロペラントは化学反応によってガスを発生させる化学製剤です。イニシエーターによってプロペラントの燃焼が始まり、エアバッグを膨張させるためのガスを生成し供給します。大量のガスを発生させるプロペラントは火薬式およびハイブリッド式インフレーターに使用されています。